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海外移住について考えてみました

こんにちは。

日本はすっかり秋ですね。冬を前にしてはまだ暖かいほうだと感じます。

 

さて、最近移住について考えることが多くなりました。

今までは息子が住んでいることもあって、ジョージアに移住することばかり考えていましたが、最近のジョージア人気の加熱ぶりに少々二の足を踏むようになりました。

 

というのも、クラウドファンディングを使ってジョージアで起業している人たちがこぞってきれいな風景をアピールしながら「ジョージアにおいでよ」、「5万円生活」なる発信をしているのがとても気になります。

 

確かにジョージアはビザ不要で1年間滞在ができるし、物価も安いといわれています。地下鉄やバスも安いのは事実です。ご飯もおいしいです。

 

ですが、それは短期的に見ての意見かな、と感じます。

ジョージアは首都でもアスファルト化されていない幹線道路も多く、また急激な自動車の増加で大気汚染が甚だしく、呼吸器疾患を発症している人も少なくありません。自動車にかかわる法律が整っていないため、排ガス規制などもなく、黒煙垂れ流しの状態で走っている車両を日常的に目にします。息子も排ガスで目が痛いことがあると言います。

 

物価が安いのは野菜や果物に限って、という気がします。トイレットペーパーやティッシュ、キッチンペーパーなと日常的に使用しないといけないのに紙類はとても高いです。乳製品も特別安いわけではなく、普通です。自家製を摂取している人がまだまだいるので、田舎で自給自足ができる人は安く仕上がるかもしれません。

 

ご飯は最初こそはおいしいですが、日本人の口にはこってりとしているため、だんだん飽きてくるのも事実です。日本食品を手に入れるのは少々困難です。

 

地下鉄やバスの乗り方はシンプルで、この点はとてもすばらしいですね。

 

駅にそこそこ近くて、そこそこの物件で、となると5万円では生活できないと思います。実際息子は5万円では生活できていません。5万円で生活できるとは思っていなかったので、「5万円生活」に疑問を持ってしまいます。

 

ゲストハウスのようなところに住んだり、駅から離れた少々不便なところに住んだら家賃は抑えられるかもしれません。観光客の多いマルジャニシュベリというファブリカがある地域は家賃が高い地区ですが、建物は崩れかけそうなくらいぼろぼろとしています。内装はリフォーム済みで外観からは想像がつかないくらいきれいなところもありますが、そのようなところは高いです。

 

ジョージア人はとても親切です。が、保守的な国民なので画期的な事案の受け入れがなかなかできない国民性のようです。

 

次に、フィリピンは35歳以上の人にリタイヤメントビザが発給される制度があるためフィリピンについても考えてみました。ただ、マニラやセブのような大都市ではなく、ドゥマゲティについて考えてみました。

 

フィリピンは今まであまりいいイメージがなかったのですが、実際行ってみるとかなり良かったです。

 

まず現地の人の話によると、ドゥテルテ大統領になってからは驚くほど治安が良くなっているそうです。セキュリティを強化しているため至る所にセキュリティマンが居ました。マクドナルドに入るためにもセキュリティマンにチェックをされます。

 

スーパーマーケットに入店するためには荷物チェックがあります。銃や刃物の持ち込みに目を光らせているそうです。ドゥマゲティは欧米からの移住者が多いため、フィリピン色が強い感じもありませんでした。

 

マニラやセブは大気汚染がひどいそうですが、ドゥマゲティのあるネグロス地区は空気はきれいで、森林が多く、災害にも強いそうです。実際、台風や洪水、地震が起こるのはルソン島で、ドゥマゲティのあるビサヤ島は災害がほとんど起きない地域だそうです。フィリピン=自然災害が多い、というイメージだったので、その点についても驚きました。

 

ドゥマゲティはタクシーがなく、トライシクルの移動が主流で、1回20円くらいで乗車できます。タクシーと違い個室にならないので、乗るのも抵抗なく怖くもありませんでした。


偏食の強いワタシですが、食事に困ることは一度もありませんでした。安くて美味しい世界各国の料理を食べることができます。


日本の企業がフィリピンに工場を持っていることもあり、インスタントヌードルなど日本製品と同じ味のものが格安で売っています。そして日本食品はすぐに手に入ります。

 

国民が良い意味で楽観的なので、付き合いやすいのも良いです。フィリピンにゲイが多いのはご存知でしょうか。ゲイによる職業差別もなく、銀行や学校などお堅い職場にも普通にゲイの人たちが働いています。

 

小学生のゲイも珍しくなく、担任の先生がゲイであるため影響を受けてゲイになる子供たちもたくさん居るそうです。


日本は全員一緒が当たり前とされているのですが、フィリピンでは全員違うのが当たり前。日本では「あなたのお子さんはみんなと一緒に学習することができません」と烙印を押されてしまうこともよくあるようですが(いわゆるグレーゾーンの子供)、そのような子供をつれてフィリピンのインターナショナルスクールに入学させるために一家で移住している日本人も居ました。ドゥマゲティのインターナショナルスクールは年間10万円程度で通わせることができるそうなので、エレメントリースクールから英語を学ぶには最適だと感じました。


20年前にこの情報を知っていたら、ワタシは間違いなく一家でドゥマゲティに行き、子供たちをインターナショナルスクールに入学させ英語が話せるようにしておきます。

 

フィリピン人はオープンマインド、ポジティブが国民性のようです。

 

そしてブルガリアについても考えました。ブルガリアはEUでは珍しい投資金なしの年金ビザが発給される国です。1年更新になりますが、EUの滞在権がもらえるのはとても大きいです。首都より第二、第三の都市での生活が良いようです。家賃は1ヶ月ずつの支払いではなく、年間契約にするとかなり割り引いてくれるそうです。首都ソフィアで、新築ワンルームマンションは300万円くらいから販売しており、同程度物件でジョージアと比較すると、ブルガリアの方がお得です。ブルガリアの国民性はジョージアと似ているようです。

 

以上、3つの国の比較をわかる範囲でまとめてみます。

 

1 家賃

  フィリピン ≧ ブルガリア > ジョージア

 

2 気候

  フィリピン >  ブルガリア = ジョージア

 

3 物価

  フィリピン >  ブルガリア = ジョージア

 

4 外食(値段)

  フィリピン >  ジョージア

 

5 外食(味の濃さ)

  ジョージア >  フィリピン

 

6 移動機関

  ジョージア >  フィリピン

 

7 SIMの値段

  フィリピン >  ジョージア

 

日本人が移住するのなら、やはりアジアが暮らしやすいような気はしますね。

ワタシはフィリピンの永住権を取得し、日本を含め他国のベストシーズンだけその国に滞在する方法を実現したいと思っています。

 

ジョージアブルガリアは、冬と夏の気温は厳しいです。

フィリピンは年中暑いです。4月5月は渡航シーズンではないそうです。12月1月は良い時期のようです。

 

ジョージアについて、良いイメージの刷り込みが強いので、実際いくとがっかりするかもしれません。良いアピールには善し悪しあります。

 

いずれにしても、実際行ってみて自分の目で見ることが大切です。そして移住を考えているお客さんとして行くと、案内してくれる人は良いことばかりしか言わないと思います。来てもらうことで利益が生じるのであれば、商売上、良いことしか言わなくなるのは仕方のないことです。その国の良い点悪い点は、利害関係のない現地の人に聞くのが一番だと思います。

 

今後はモロッコベラルーシについて調べていこうと思っています。

次の旅行先はベラルーシにしたいとも思っているので、また検討していきます。